愛知県は、芸どころ=日本を代表する文化芸術の中心地です。
「習い事」の盛んなことは全国首位であり、文化芸術を尊重し、日常の生活に置く「習い」は、愛知の精神性(エスプリ)として、伝統文化を今に継承しています。
享保の改革、明治維新、第二次大戦、文化芸術が危機を迎えた変革期。
愛知は日本中から集まった伎芸を守り、触発し、発展を遂げてきました。
文化芸術を基盤に新しい時代の変化に「挑む」ことも愛知の魂(エスプリ)です。
コロナ後の新しい生活様式が求められる今日もまた、いかに日常の中に文化芸術を置き、危機を新たなチャンスに変える挑戦ができるかが課題となっています。
その答えを、愛知が培ってきた伝統文化の「伎芸の精髄」から見出し映像作品化し、いま再び、地域の伝統文化の魅力を伝えます。
※愛知県では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、公演中止など、活動の機会が減少した県内の伝統文化団体を支援するため、伝統文化団体による公演を、ケーブルテレビとオンラインで放映する事業を実施します。
1945(昭和20)年11月19日名古屋市生れ。
幼少の頃より、母、常磐津文字登和(ときわずもじとわ)に常磐津節(ときわずぶし)を、小学校1年生の頃より二代目西川鯉三郎(にしかわこいさぶろう/西川流家元)に日本舞踊を習う。
東海中学・高校を経て1965(昭和40)年4月名古屋大学文学部に入学。
歌舞伎・浄瑠璃の研究を行う。
1977(昭和52)年南山大学文学部国語学国文学科専任講師。
助教授を経て1989(平成元)年教授。
2014(平成26)年3月南山大学定年退職、同年4月より東海学園大学人文学部特任教授・南山大学名誉教授。
2019(平成31)年4月より東海学園大学客員教授。
1993(平成5)年東洋音楽学会第10回田辺尚雄賞受賞。
2019(令和元)年度名古屋市芸術特賞受賞。
2016(平成28)年国民文化祭あいち総合プロデューサー。
主著に「常磐津節の基礎的研究」「なごや飲食(おんじき)夜話」(全3冊)等。
又「芸処名古屋」監修。文学博士(論文)。

愛知県内全ケーブルテレビ14局で放送決定!
※日程の詳細は各局の番組表でご確認ください。