西川流とは
(にしかわりゅう)
天保12年(1841年)、初世西川鯉三郎(にしかわこいさぶろう)が江戸から名古屋へ移住し名古屋西川流の初代家元となり、西川流の礎を固める。 日本舞踊の五大流派の一つとよばれ日舞界でも初期の頃に誕生した流派。
愛知県芸術劇場小ホールで行われた無観客公演「伎芸精髄 あいちのエスプリ」、伝統と創造が織りなす魂《エスプリ》の奏で。
代表的な演目、新しい時代への挑戦を感じるチャレンジ演目を、伝統の系譜や公演にいたるまでの制作過程、公演にかける思いを踏まえ30分の映像でご紹介します。
2つの演目は、全編ご覧いただけるクリップでもお楽しみください。
名古屋独自といわれる「石橋」の舞台美術を背景に、西川千雅氏らは、コロナ禍と闘う方々へのエールを込めて、試練を乗り越える父子獅子を描く「連獅子」を演じます。
ダイナミックな三味線と和太鼓の演奏と、西川千雅氏の日本舞踊によるセッション。 自由闊達な舞い姿は、コロナ禍で閉ざされた世界からの解放を表現します。
天保12年(1841年)、初世西川鯉三郎(にしかわこいさぶろう)が江戸から名古屋へ移住し名古屋西川流の初代家元となり、西川流の礎を固める。 日本舞踊の五大流派の一つとよばれ日舞界でも初期の頃に誕生した流派。
現在の西川流総師の西川右近氏は、日本舞踊の普及、発展のために研究努力を重ねるかたわら、「名古屋をどり」を始めとする舞踊の脚本・振付に多彩な力量を発揮。 1982年度愛知県芸術文化選奨文化賞、2001年文部大臣表彰受賞。
西川右近さんは2020年12月12日にご逝去されました。
心から哀悼の意を表します。
西川流四世家元の西川千雅氏は、70年以上続く公演「名古屋をどり」を主宰、全国で芸妓・舞踊家の指導にあたっている。 2016年国民文化祭あいち総合プロデューサー。 2019年全国植樹祭あいち、G20外相会議文化事業にて舞踊披露。 日本舞踊を使った健康体操NOSS(ノス)の普及も行う。
西川流別格師範の西川カーク氏は、西川流総師西川右近氏の長女まさ子氏の長男として、二歳で初舞台を踏む。 日本の伝統芸能を継承しようと、舞踊による国際交流に力を入れている。
語り:石澤典夫